2008 Befine dyhas

「ビファイン ディハス」は京都錦市場の北、喧騒を離れた柳馬場通りに立地する。既存店舗は、すべて駅近くで営業しているが、5店舗目となる本計画は、より上質なサービスと優雅な時間を体感できるサロンとしてこの地に計画された。
静かな町並みに溶け込んだ純和風マンションの外装を生かし、派手な看板などはつくらず、主張し過ぎないよう配慮した。代わりに店の内外を貫く白壁を外部サ インとし、奥ゆかしくも確かな存在感を出すよう計画した。この斜めに挿入された壁は、テナントの与条件としてあった「床の高低差」「建物基礎の突出」など をすべてフラットに解消している。更に、フロアと裏方の間仕切りでありながら外部看板、店販、受付、トイレ、マルチ席、コールド待ち、と様々な機能を持た せた。この一枚の白壁は店の背骨であり、空間構成に大きく影響を与えるため、慎重に検討しながら位置・角度を決定した。
コンセプトは「ナチュラル+インパクト」。オーナーの要望は“お客様がのんびりくつろげるナチュラルテイストなサロン”であった。温かみや優しさ、白や ベージュなどがナチュラルのキーワードであるが、それだけでは店舗として印象を残し、人に感動を与えるものになりにくい。そこで、壁面を一面緑化し原色 (緑)を指し色として挿入することで、強烈なイメージを演出した。”癒やし”と”驚き”は相反するワードであるが、一面に緑をあしらわれたグリーンウオー ルはどちらも兼ね備えた空間エレメントとなった。
最奥の個室は緑に囲まれ、まるで森林の中でヘッドスパを受けているかのような清々しさである。

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Beauty Salon