2008 ZERO ヘアサロン

古都、京都の二条通りは、歴史が育んだ古い街並みでありつつ、近代建築が点在する新旧入り混じる魅力的な街になっている。旧家をリノベーションしたショッ プやショールームも数多く立ち並び、独特の風情をみせている。その中心部に美容室ZEROはオープンしました。前面に打ち出した赤はクリエイテビティーに 溢れ、情熱的なオーナーの独立への意気込みの強さを象徴するかのごとく、鮮烈なイメージをもたらしている。コンセプトともいえるネーミングのZEROは、 今後無限の可能性を秘めた、まさしくゼロからのスタートの意味との事。外観にも成りえるアプローチは、アールに曲がった壁面と床を、真っ赤に染め、訪れる お客様をドラマティックに誘い込み、気持ちの高揚を引き出している。中へ入ると今度は、あえて色彩を抑えたモノトーンの空間、装飾を排除し、機能性だけに よる空間を構築しました。デザイン過多になりがちなサロンデザインにおいて、与えられた構造、躯体のポテンシャルを最大に活かし、逆らわず、足さずの空間 構成を心がけた。出来上がってみると、そこにこそ、デザインコンセプトが鮮明に見えてくるものである。
コンセプチャルなヘアースタイルを創造し続けるオーナーは、あえて施術という言い方をしていたのが印象的だった。空間も施術という言い方もあるかもしれない。

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