2007 neos

滋賀県草津市は、近年まれに見る人口増加の一途をたどっている関西屈指のベッドタウンとも言えます。 京都の中心地で修行を重ねたオーナーは、あえてこの 地を選び、地域に根付くべく、愛される美容室を計画致しました。技術への自信とサービスへのこだわりは、オリエンの時点からひしひしと強く伝わるものがあ り、すぐに意気投合となりました。シンプルな中にナチュラルさを忘れず、なおかつ機能的であるという、一見当たり前そうなコンセプトがむしろデザイナーの 気持ちを高ぶらすものです。
作業に入り、建築途中の現場を訪ねると17坪のスペースは、2方向がオープンになっており、坪数の割には開口面積が多い躯体でした。美容サロンのデザイン の中で外からと内からの見え方の度合いは大事なポイントになります。 開放感の中にも、見え過ぎず、隠れすぎずの落ち着ける空間構成が必要になります。ここではあえて開口を減らし、和に通ずるべく地窓的要素を採用しました。 さらには、和庭園で見かける とくさ をモチーフに使い小さい庭を試みてみました。セット面ではあたかも写真スタジオであるがごとく、白の床、壁、天井の境目を無くしたフォルムを造ったもので す。さらには、セットスペースをゆったりとしたサイズにし、ひものカーテンにより、個室感を出すことも試みました。シャンプーブースのパーティションは、 元々、ついたて(ロックストーン社)だったものを、つなぎ合わせ、ワイヤー吊りにしたものです。中に照明を入れる事により、独自の影を強調したものです。
今後、この店がこの街で愛され、親しまれる事を願ってやみません。

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Beauty Salon