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ワークス
2010 PHOTO STUDIO TORUN 写真館 滋賀県大津市 (94坪)
滋賀県は、全国でもまれに見る人口増加に伴い、商業施設の計画も拡大している地域と言えます。県庁所在地の大津のショッピングセンター内にオープンした「とるん」は、約90坪を擁する写真スタジオです。
ショップ区画は、間口が比較的狭く、奥へと変則的に広いスペースでした。お客様の導入にあたり、強いインパクトと、期待感を持たせるアプローチが必要となります。近年の写真館の特徴として、撮影衣装の豊富さを売りにしていることが少なくありません。どうしても繁雑になりがちな衣装の展示、見せ方が重要なポイントになります。ボリュームを保ちつつ、カテゴリー分けして整理する。いかに奇麗なハンギングになるかが鍵になります。ここでは照明の当て込みと、ハンガー吊り元の工夫をしました。
空間デザインコンセプトを設定する上でイメージしたものは、昔、白黒写真フィルムからカラーフィルムが出現した時、フィルムメーカーがどこも必ず7色の虹をパッケージに入れていたという記憶でした。やはり虹は、色彩の象徴とも言えるものなのでしょう。そして、子供の頃に見た虹は、不思議な宇宙感や感動がありました。このカラーリングを空間に反映させてみることにしました。ショッピングセンターという外光のあまり入らない空間で、7色の虹を表現してみたかったのです。そのために、周囲の色を極力抑え、モノクロームのコントラストを基調としました。
写真を撮りに来た子供達に、7色の虹が放つ夢を感じてもらえたでしょうか。
ワークス
2010 studio Bee 写真館 奈良県奈良市 (80坪)
その昔、街には必ず地元の写真館というものが存在していました。人生の喜びの日、記念日など節目ふしめの時には、写真館に足を運んだものです。その写真館も、今では時代のニーズと共に、さまざまな変貌を見せています。記念に撮る必要性だけではなく、新たな自分を発見するという楽しい、ワクワクするイベントの一種になっています。日々の生活を離れ、非日常的な空間での撮影は、主人公となる被写体の魅力をより鮮明に引き出すエンターテインメントなのかもしれません。
ショッピングセンター内に出店した「スタジオ ビー」は、基本的には子供を中心とした写真スタジオです。生後間もない時期から成人となる間の、成長の記録を残すメモリアルシーンを演出する場所でもあります。近年の特徴は、撮影衣装の豊富さはもとより、写真のデジタル化が進み、気軽にシャッターを切り、より多くのポーズをとることが出来ます。そして、プレゼンコーナーに移動し、気に入った写真をチョイスし、フレームを選ぶ。まさに思いおもいのアルバムが作成できるということです。
空間の演出においては、大型写真パネルによる業態の視認性と、北欧をイメージした楽しくカラフルな色彩計画、加えてアイキャッチともいえる犬のオブジェを床から天井まで面白く配置してみました。可愛いだけではなく、洗練された空間構成が、今後ますます要求されるのではないでしょうか。



















































