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ワークス
2002 オーダーメイド器 一客 器ショップ 東京都渋谷区 (30坪)
陶器作家は魂を土に練り込み、焼き上げ一客の器を創りあげる。そして箱に納め魂を保存する。箱から出された器をショップという大きな箱に移し替える。我々の世界では時として空間を称し、箱、もしくは器と表現することも少なくない。計画として、箱をテーマにした店創りを心掛け着手した。まず、空間全体を大きな箱に見立て、その中に様々な素材感を持つ中箱を納めた。和紙の箱、ガラスの箱、アクリルの箱、そして小さくひとつひとつを包み込んだ木の箱などは陶器その物の持つ個性豊かな表情を引き出し、そこに息吹きを与えているものである。奥壁面に配置したショーケースともいえる木製の引き出しはオーダーメイド器ひとつひとつの大きさに合わせた、まさにオーダーメイドの箱なのである。オーナーの器に対する愛情がここにも表現されている。アプローチ、天井に配置されたオブジェとも言うべく照明器具は照明作家とのコラボレーションを試みた。セラミックの持つ独特の光りの透射感はアンバーな光りを放つ焼き窯のメタファーなのかもしれない。
ワークス
1990 ENRICO COVERI インポートブティック 大阪市中央区 (70坪)
ショップ展開の方向を明快に打ち出すべく、基本コンセプトによるイメージの確立というテーマで計画を練ってきた。コントラクト空間ではそれぞれの性格・機能に応じた構想を具現することが必要だが、私は、上空から見るビル、縦横に延びる高速道路、あらゆるイルミネーション、流れる川、それに架かる橋などがイメージの中にある。それは私が元来持っている、都市・建築物への憧れ、願望に由来するものであろう。自然という美に対して、歴史という時間の流れに塗り替えられた街が私は好きなのである。




























